floor guide
5座
木地師 かねこ
atelier木地師(きじし)は、ろくろや旋盤と呼ばれる工具を用いてお椀やお盆といった木工品をつくる職人です。
このアトリエでは材種の個性に合わせ、大内塗人形、ボウル皿やリム皿、ランプシェードを削り出したり、依頼や相談をいただいてオリジナルの木工品をつくったりしています。
普段はいくつかの拠点を行き来しながら制作していますので不在にしている時間帯もありますが、アトリエの扉や窓が開いていたら覗いてみて下さい。
美しさが生まれる瞬間に立ち会う
手を動かし、木の輪郭をなぞっていく。
当たり前のものを、ただ当たり前に、実直に丁寧に作る。
美しいかたち、良いものづくりが生まれるときは、実は何も考えていない瞬間かもしれないと思うことがあります。
繰り返しの作業で感じる一種の型のような感覚です。
そこに深く潜っていくと、真ん中からぽっかりと浮かぶように現れ、その瞬間心が震えます。
意識しているのは暮らしのなかで機能性をもち、素朴な美しさを携えているものです。
場がもつ力も大切にしながら木のものづくりに励んでいます。