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\ event report / 余暇のすすめ Independent Study Program(ISP)(自由研究)_2022年8月19日
余暇のすすめ Independent Study Program (ISP)でメンター(師匠)を担当している鈴木啓二朗です。
アートの世界で活動していると「学び合う機会」が頻繁にあります。感性、技術、価値観、審美観など、交流を深めながらさまざまな学びに触れられる場として、アーティスト・イン・レジデンスやインディペンデント・スタディー・プログラム(ISP)といった制度があります。日本語に訳すと滞在制作や自由研究になると思います。自分でテーマを設定し、自主的に、また時には助言を仰ぎながら、探究していくものです。
今回はそのようなアイデアを応用し、こども向けに自由研究(ISP)を開催しました。今回の参加者は、日時計について探求したいとのことでしたので、実際に日時計とは何かをいろいろな方面に掘り下げて行きました。日時計が生まれた理由、歴史、機能、自然現象、建築、デザイン、作り方、なぜ人は時間を知りたいのか、などをインターネットを利用したり、実際に日時計を作ったりして、日時計の自由研究を深めて行きました。
日時計から派生して行くキーワードを連想し、様々なポイントから見てみることで、より興味を持って取り組むことができたと思います。また、実際に日時計を作るときには、数学的な考え方、道具の使い方、自然現象、哲学、審美観や感性に触れる場面が多々あり、メンター(師匠)を務めた私の方が、時間を忘れて没頭してしまうほどでした!お互いに知的好奇心も刺激され、新鮮な時間を過ごすことができました。
( 文:KEIJIRO SUZUKI )