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導きの白い光
こんにちは。
I.D.Worksスタッフの髙橋です。
茶日月さんは光を見つめている人。
そう感じた2日間の場開きについて綴りたいと思います。
この度okizaの2座に入居された茶日月さん。
私たちとの関係は遡ること6年以上になります。
その以前から茶を愉しまれ、さまざまな場でおおらかに実直に活動を続けていらっしゃいました。
あれから月日を重ねましたが、今回も変わらず柔らかな口調と芯のある眼差しで迎えて下さいました。
小さな茶杯が並べられ、茶葉を躍らせる白湯がゆっくりと注がれて。
次第に温まっていく空気をぼんやりと感じているだけで気持ちも穏やかにほぐれていきます。
心や頭がすっとからっぽになるのに充たされる。
ひと口で飲み干してしまうほどの杯にどれだけの豊かさが溶けているのでしょう。
お茶と向き合う行為は自分と向き合うこと。
茶日月さんの「一杯の茶に宇宙があります」という言葉のように、風、火、水、空、土、森羅万象がそこに詰まっています。
庭先に見える瑞々しい緑や窓辺からこぼれる光、古木の香りも、ここでは日常であり非日常。
自分と世界の捉え方が自然と明らかになっていく気がしました。
茶日月さんの表現にふれるたび浮かぶのは、禅の言葉の「結果自然成(けっかじねんになる)」です。
目標に向かって頑張り続けているとおのずと相応しい結果がでてきて、それは人の計らいを超えたものであるという考えなのですが、世の中のさまざまな在りようは自然と導かれているのかもしれません。
茶日月さんがここに腰を据えたこともokizaが生まれた経緯も似ている気がしています。たぶんきっと。
そして初日の場開きにいらっしゃった発酵ゴトさん。
私はおふたりから感じる愉快でやさしい気がだいすきです。
この日は茶日月さんが振る舞う香り高いジャスミン茶にあわせ、自家製ラー油やパクチーソースなど具材がたっぷりのったお粥でもてなして下さいました。
今後も不定期でいらして下さるそうで、発酵ゴトさんとお会いできるひとときもとても楽しみです。