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2022.06.27 day

想像と実感

こんにちは。I.D.Worksスタッフの髙橋です。

先日okizaのお向かいさんから旬の梅をお裾分けいただきました。
その2日後には敷地の梅もぎをして抱えきれないほどの量に。
まるまつ食堂とI.D.Worksに声をかけるとたくさんのスタッフが集まって、さっそくコトの探求室で梅仕事に勤しみました。


ひとりだと終わりが見えない量の梅も、誰かと一緒なら心強いもの。
お喋りをしながら手を動かしていると、瞬く間に仕込まれていきました。

また、2座に入居されている茶日月さんと、食堂のエプロンを制作いただいているmurmurマーマーさんが偶然訪ねて来てくださったのでお裾分けをしてにぎやかな時間を過ごしました。


okizaが位置する通りは歴史的な街道「萩往還」です。
戦後はさまざまな専門店や飲食店、銭湯などが集まり、暮らしに根付くローカルな商店街でもありました。
1座の前にある駐車スペースでは調味料の量り売りをされていた時代があり、地域の人たちが空き瓶や容器などを持って並んでいたそうです。
またokizaの由来となっている置き座は作業台としても使われ、人が入れ代わり立ち代わり集まる場でした。


かつてここで暮らしを営んでいた方々も、この日のように人が集まり協力し合って過ごしていたのかしらと想像するとあたたかい気持ちになります。

想いを馳せていると感じていたことも実はほんの僅かでしかないのかもしれません。
この先の広がりに心が弾むとともに、okizaへの視座が少し深まったようで嬉しいできごとでした。