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\ event report / 種々-SyuJyu 2024 “ことのはじまりから種まき”へ_2024年6月7日~9日

原口珈琲さんが中心になって企画いただいたイベント「種々-SyuJyu 2024 ”ことのはじまりから種まき”へ」。
東京目黒でアトリエ「Little TAO」を構えるイラストレーター/現代金継師の常田朝子さんをお招きし、アートワークエキシビジョンと金継ぎワークショップをひらきました。

会期中はloolさんの空間とコトの探求室、D libraryをエキシビジョンスペースとして皆さまをお迎えしました。
ポストカードサイズのものから額装、タペストリー、新作もお披露目いただきokizaが初夏の装いに。
芒種を迎えた庭の緑と相まって爽やかな風景です。

珈琲染めなどで描かれる作品は、常田さんにしか表現できない青の濃淡が印象的で今にも動きだしそうな線や模様は意思を持った生き物のように見えてきます。
楽しくなったり、奮い立ったり、和んだり、自由な心や感情と出会う気持ちの良い空間でした。

金継ぎは陶器の割れや欠け、ひびなどを修復する日本独自の技法です。
ワークショップでは欠片同士を樹脂でつないで、大きな欠損はパテで埋める現代金継ぎという方法を習いました。

継いだ割れ目に金箔を載せてやさしく撫でさすれば、物悲しい陶器もみるみる華やかに蘇ります。
ワークショップを終える頃には嬉しさと清々しい気持ちでいっぱいになりました。
愛着が深まって元々感じていた魅力もさらに増すような気分です。

割れてしまっても金で継いで修復すれば使えるようになる。なんて頼もしい技術でしょう。
うつわ選びのものさしも変わりそうです。

使えなくなれば補修する金継ぎのような視点は、okizaの”懐かしく新しい”感覚に通じるところもあるのかもしれません。
様々な知恵と工夫が建物独自の魅力を形成し、多様な暮らしの証として存在感を放っているのだと思います。

たくさんの方々が訪ねてくださった3日間のめくるめく日々。
豊かな風景を描いてくださり、未来に続く種を蒔いていただきありがとうございました。

またお会いできますように。